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安心の構造体 その1
地盤改良の為いったん捨てコンクリートを打っています。
その上から密接な配筋が配置され強靭な基礎が出来上がります。
当然、ベタ基礎ですが、当社では立上り部分を巾120㎜で、
いいところを、巾150㎜に設定、さらに重要な角などはハンチを入れ強靭な基礎にします。当然、検査機構に依頼し、検査が通らないと家は建てる事ができません。
基礎は、とことん頑丈なものでないと私達の会社ではたとえ頼まれても造りません。阪神・淡路大震災を経験された方もいらっしゃると思いますが、私自身も体験し、その状況をこの目で見てきました。
本当に地獄絵図のようでした。倒壊している家のほとんどは、基礎と言うより、石やブロックの上にのっかっていると言う様なものばかりでした。
たくさんの尊い命がその犠牲になったのです。
私達は家を造る者として、このような悲劇は二度と起こす事は出来ません。
さらに抗酸化処理をすることにより基礎の強度・耐用年数が上がります。
安心の構造体 その2
土台には檜を使用、しかも4寸(12cm×12cm)
しっかりと家を支えます。
基礎はベタ基礎に基礎パッキン工法を使用し,床下の風通しもバツグン、
床下換気システム不要、家を支える土台(大引き)に
最適な環境を保ちます。
床には剛床28㎜厚を使用し、震災後の基準を大幅にクリアした強靭な造りです。いまだ24㎜の剛床や根太工法の住宅会社がありますが、
縁の下の力持ちと言う言葉通り、しっかりしたものを選ばないといけません。乾燥したひのきはヒビが入っていますが圧縮に強いので土台には最適です。それに加えて基礎・土台・床に対して抗酸化処理(珪藻土入り)をおこないます。
これをおこなう事により、さらに強度が増し、長持ちした上に、害虫を寄せ付けない作用があります。
しかも人体にまったく悪い影響もなく無臭です。
反対にその家に住まれる方の健康を促進します。
安心の構造体 その3
ふつうは、柱の太さはよく広告に書かれていますが、何本入っているかは知られていますか?
場合によって違うのだから、ハッキリとした表記は難しい。
でも、柱は出来れば細かくたっていたほうが良い。一番多く入れようと思うと、尺寸の場合91センチ間隔です。
意外と182センチ間隔で立っていることもあったりします。いくら太い柱を使っても、これでは意味が無いですよね。
(当社はメーターモジュールなので1メートル間隔)
われわれのような工務店は今までにいろんな工法の住宅を建ててきました。
そんな中で、一番丈夫な工法を取り入れ、それ以上の頑丈な木造建築を極めたい、そんな思いから、柱を一番ちかい間隔、開口部分は異なり補強しますが、つまり、一番多く入れる方法を取っています。
柱はオール四寸柱(12cm×12cm)を使用、耐震金物をふんだんに使いボルトで固定、構造に対する考え方が違います。
当社では当然標準仕様になっています。
(他社の標準仕様はほとんどが10.5cm角)
安心の構造体 その4
普段、柱の太さがどれだけとかのお話がよく出ます。
なぜか?というと、アピールがしやすいからなんです。
当社も重要だと言っています。
柱が太いのは当然のこと。(当社は12cm×12cmの4寸柱)
でも、ハリの太さについては、どこも表記がありません。
なぜなら、ハリの太さは場所によって違うから。広告や、カタログに載せにくいのです。
住宅が何年か経った時、一番最初に傷んでくるのは、実はハリなのです。
古い家に行った時、二階の床がボコボコしていたり、少しゆがんでいるのを見た事はありませんか?
ハリは、経年変化(けいねんへんか)といって、同じところに力をかけつづけると、たわみがでてくるのです。
二階にたんすや本棚など重い荷物をのせるとなおの事です。
通常決まっているハリの太さよりさらに太いハリを使っています。
ハリの巾は柱と同じ12cm(10.5cmの巾とは比べるまでもありません)
また、全てのハリが乾燥材集成材、
生木を使っては何の意味もありません。
安心の構造体 その5
WILLHOUSEの外壁下地には、あんしんボード(9㎜)を使っています。
今までは構造用合板を使って抗酸化処理をしていましたが、強度も強く、無機質でホルムアルデヒドをまったく含まないあんしんボードが発売された為、建築コスト自体は上がるのですが、標準仕様にしました。
今までの構造用合板で強度的には十分すぎるもので在来工法の2.5倍の強度を実現していましたが、抗酸化処理をして安心とは言うものの、いくらF☆☆☆☆でも微量のホルムアルデヒドを含んでいるのは事実です。
少しでもいい材料が出れば、それに変更する、お客様の事を思えば
当たり前のことです。
このあんしんボード、無害なだけでなく、耐火性にも優れ、この外壁下地を使うことで、在来工法の2.9倍の壁強度を実現しています。
全てにおいて骨太な基礎・柱・梁・剛床・そしてあんしんボードを使うことにより、異常なまでに強靭な在来工法の木造住宅が出来上がります。
良い家造りをするには、まだまだいろんな要素があるのですが、当社は構造体がすべてにおいて、基本中の基本、人間の体で言えば、骨にあたる部分、これがしっかりしていないと、やはり良い家は建てる事ができません。
われわれが造る家は決してローコスト住宅ではありません。
最低基準の構造計算の中から最低ランクの建材を使い建築基準法すれすれの住宅には私どもはまったく興味がありません。と言うか建てたくありません。
また、コスト削減の為に基準に達していれば良いなど、
そんな考えは一切ありません。
良い家とは見えない部分にこそ手を抜かず、
そこに力を入れるからこそ意味がある。
目にとまる部分、化粧部分は正直、お客様のお好みでどうにでもなる部分です。
私達が取り組んだのは、構造体こそ基本中の基本、安物でなく、
本来坪単価50~60万円する家を坪単価30万円台にする努力をしただけなのです。
買えない高級住宅を建てるのではなく、お値打ちな高級住宅を建てて、お客様に喜んで頂ける・・・そんな家造りを常に続けて参ります。